築年数の古いマンションでは保険料の値上げがされています

マンションは、コンクリートによって建てられ、
火災に対する耐火性能は非常に高く
火災保険の再調達価格をフルに合わせる必要もありません。

現在のマンション保険事情で問題として注目されているのが、
マンションの高経年による老朽化が進み、
付帯する水漏れによる保険金の支払いが多い問題です。

この問題により保険会社としては、
保険料の値上げや条件によっては引き受けを断るという
厳しい加入条件を定めて総合保険を販売しています。

水漏れ原因には
上階の専有部分からの水漏れ(洗濯機ホースの外れ等)や給排水管の劣化による専有部分、共用部分からの
水漏れ、外壁、屋上等の外部からの雨による浸水が原因となります。

上階からの加害行為についての下階の損害については
人による原因となる漏水事故ですが
劣化による漏水は、当然ながら築年数の古い高経年のマンションで発生することとなり
住めば住むほどリスクの高くなる事故です。

ですから
長期修繕計画では給排水管の更生、更新工事時期を想定した計画がしっかりと立てられ
それに合わせて修繕積立金を徴収しなければなりません。

総合保険の基本補償と特約補償

一般的なマンション総合保険の基本補償と
オプションとしての特約補償の内容(事故原因等)とはどのようなものがあるのでしょう。

火災が原因
・タバコの不始末や放火によるもの
・延焼によるもの
落雷が原因
・落雷により避雷針やテレビ共聴設備、インターホンが故障した
・落雷により屋上の高架水槽が破損した
破裂、爆発が原因
・ガス爆発によりマンションが破損した
・隣の工場が爆発して自宅のガラスが割れた
風災が原因
・台風で窓が割れた
・隣家の屋根が飛んできて外壁を破損した
雪災,ひょう災が原因
・積雪の重みにより落雪し、テラスのフェンスが破損した
・落雪、ひょう災でテレビがショートした
水災が原因
・豪雨でマンションの地階機械室、機械式駐車場(地下ピット)が水没してしまい設備や車が故障した
・洪水で自転車や家財が流されてしまった
盗難が原因
・空き巣被害の際に共用部の玄関ドアをバールでこじ開けられ開かなくなった
・修繕工事の足場から上られ窓ガラスが割られた
水濡れが原因
・給排水管の劣化によって水漏れした
・トイレ汚水管に異物がつまり逆流、噴水した
破損、汚損が原因
・投身自殺により受水槽が大破した
・何者かがエントランスガラスを破損、亀裂させた
物体の落下,飛来,衝突
・自動車がガラスや外壁に衝突した
・投石やドローンによりガラス破損した
騒擾,集団行動等にともなう暴力行為が原因
・デモや学生運動、労働争議に伴う暴力行為・破壊行為によって平穏が害され被害を受けた
・反社会的勢力の抗争により建物が壊された

以上が保険申請の大まかな事例です。

上記の災害等の事例内容の中で
気になるのは水災の場合です。

単純に高台にあるマンションでは、
洪水での危険性や損害は考えられず
保険付与をせずに保険料を安くすることが考えられますが、
最近のゲリラ豪雨などの異常気象が原因で
水没で設備が損害を受けてしまったのに保険は加入していないので
実費で解決するしかないといった問題も考えられます。

保険料が値上がりしている現状です。

しっかりと不要不急と考えられる保険内容を精査して
マンションの安全、安心をしっかりと守られよう考えなければいけません。